心身共に豊かな生活を送るためには、良質な睡眠を満足に取ることが欠かせません。ここでは、睡眠が人生においてどれだけ重要であるかを知ってもらうべく、睡眠不足が与える悪影響について語りたいと思います。
基本的に睡眠は、記憶を整理したり、細胞を修復して疲労を回復する役目を果たしています。睡眠不足になってしまうと、まず記憶力が低下し、頭が働かず何事にも集中できなくなります。結果的に、仕事も家事も作業効率が落ち、うっかりミスをする確率がグンと上がるでしょう。さらに、睡眠不足で細胞の修復ができないため、疲れた状態がずっと続きます。疲労が長引くほど、次第に身も心も重くなり、大きなストレスに繋がってしまうでしょう。
こうした疲れやストレスの蓄積は、免疫低下の原因にもなります。病気を誘発しやすく、細胞の修復ができないとなれば、完全治癒に時間がかかります。そうなれば、風邪のような病気でもこじらせてしまい、なかなか治らない状態に陥ってしまうでしょう。
作業効率が落ちてミスが増え、疲労やストレスが蓄積して病気になるという状態は、非常に苦しいものです。こうした何事もうまくいかない悪循環に陥ると、どんどん無気力になり、心の病気にまで発展してしまいます。
このように睡眠不足は、心身そして人生全体に悪い影響を与えます。「多忙な仕事に追われている」「つい夜更かしをしてしまう」など、睡眠不足の理由は人それぞれでしょう。
しかしどんな理由があったとしても、睡眠不足を放置しておくと、そのツケが自身に返ってきてしまいます。心身共に健康な毎日を送りたいのなら、日頃の仕事量を調節したり、健康意識を高めたりして、睡眠時間の確保を最優先するようにしましょう。